NEDOプロジェクトを核とした人材育成(NEDO特別講座)
プロジェクト概要
大容量の同期発電機の物理的な特性に基づいて長年にわたって形成された電力システムは、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて歴史的な転換点にあります。
すなわち、大容量の同期発電機は、太陽光発電や風力発電、蓄電池、ヒートポンプなど、インバータを介して電力システムに接続される分散型エネルギーリソースに次第に置き換わり、電力システムの計画と運用はますます複雑化しています。こうした計画・運用が難しい状況にあっても、安定的かつ経済的に運用を続けられるよう、米国や欧州を中心として、新技術を取り入れながら、将来的な電力システムの解析的検討と制度整備が活発に進められています。
日本においても、電力システムの計画や運用を支える人材が同様の検討を推進していますが、近年、電力業界においては、少子化等によって新たな人材確保が難しくなる一方で、ベテラン層の多くが退職するなど、その人材基盤に課題が生じ始めています。
そこで、本講座では、将来の電力システムの計画・運用を支える人材育成を目的として、日本の技術者・研究者のチームアップとコラボレーションにより、以下の内容を一体的に実施します。
- 人材育成講座の実施
- 人的交流等の展開
- 周辺研究の実施
実施機関
- 学校法人早稲田大学
- 国立大学法人北海道大学
- 国立大学法人東京大学
- 国立大学法人広島大学
- 国立研究開発法人産業技術総合研究所
プロジェクト期間
2024年度~2026年度
関連動画
NEDO人材育成事業の一環として実施した「電力システム工学講座」(講師:田岡久雄氏)の動画を、広くご活用いただくためYouTubeで公開しました
本講座では、再生可能エネルギーの大量導入を見据え、電力系統解析、安定度、電圧・周波数制御に関する基礎的な考え方を全4回で体系的に解説しています。
電力系統の基礎を改めて学びたい方や、研究・実証・解析業務に携わる若手研究者・技術者の皆様にも有益な内容です。
ぜひご視聴いただき、関係者の皆様にもご共有ください。
👇動画はこちらから、ご覧いただけます👇
- 【動画公開】電力システム工学講座(講師:田岡久雄氏)
【講座内容】
第1回:電力システムの構成要素
第2回:電力系統解析
第3回:無効電力と電圧制御
第4回:有効電力と周波数制御
SHIN系統では、「電力系統解析に係る先端技術の伝承」の活動の一環として、グリッドフォーミングインバータ(GFM)の制御技術と、Controller Hardware-in-the-Loop(CHIL)を用いた検証技術に関する動画を公開しました
本動画では、GFMインバータの基本原理やドループ制御に基づく制御手法を解説するとともに、Typhoon HILによるリアルタイムシミュレーション環境とImperixの実機コントローラを用いたCHIL検証の概要を紹介しています。
マイクログリッドにおいて、GFMインバータが安定した電圧・周波数を維持しながら電力分担を行う様子を実証結果とともに説明しています。
GFMインバータ、マイクログリッド、リアルタイムシミュレーション、HIL検証技術に関心のある皆さまに、ぜひご覧いただければ幸いです。
👇動画はこちらから、ご覧いただけます👇

