マイクログリッド実証プロジェクト

　実験室にマイクログリッドの環境を構築することで、マイクログリッド全体および構成する分散電源の性能を評価する試験を行ってきました。このような試験環境は、製品の開発現場と導入現場のギャップを埋める役割が期待できます。
　試験環境としては、マイクログリッドを構成する全ての機器を実機で準備する方法の他に、現地に既に導入されているものなど、準備することが難しい機器等をシミュレーションでモデリングし、そこに開発対象の実機を接続するHardware-in-the-loop（HIL）シミュレーションの環境があります。これにより、開発対象の実機を現地に近い環境で試験をすることができ、通信環境や制御アルゴリズムの検証、パラメータのチューニングなどを事前に行うことができます。