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研究テーマ

ENRT研究テーマ紹介

 エネルギーネットワークチーム(ENRT)は、再生可能エネルギーの導入拡大と電力の安定供給を両立する次世代エネルギーネットワーク技術の研究開発に取り組んでいます。 電力系統の設計から試験評価、政策・市場制度、国際的な標準化活動まで、社会実装に直結する幅広い研究を推進しています。

主な研究テーマは以下の5つの領域で構成されています。


1. 電力システムデザイン

 分散型エネルギーリソース(DER)の最適統合、マイクログリッドや仮想発電所(VPP)の設計、デジタルツインや数理最適化による将来系統設計。

2. 電力系統安定供給

 Grid Forming Inverter(GFM)など次世代インバータ技術による系統維持機能の強化、再エネ変動対応制御、フレキシビリティ向上技術の研究。

3. 電力機器評価・試験

 HIL/PHIL環境を用いた次世代ラボ試験技術。将来の電力系統などをシミュレーション上で再現し、実証では困難な事故等の系統擾乱時のGFMインバータ挙動など様々な条件での系統影響評価や分散電源(DER)の性能評価試験を実現する研究。IEA ISGAN SIRFNやIEC等の活動を通じて国際共通の試験法の研究などを推進。


4. 規制・市場デザイン・標準規格・政策

 再エネ普及を支える市場制度設計、分散リソース活用のルール整備、国際標準・政策へのフィードバック研究。

5. 国際連携

 IEA ISGANやRD20などの国際枠組みを通じた共同研究と知見共有、試験法・データベースの国際調和、人材育成の推進。



ENRTは、これらの研究を総合的に展開し、カーボンニュートラル社会の実現と次世代電力ネットワークの構築に貢献しています。


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