瞬時値解析

　交流電圧、電流、電力などを瞬時値の状態のまま扱い、電磁過渡現象まで考慮した電気回路、電力系統解析のことを指します。落雷やインバータのスイッチングなど、速い現象を扱う際に用いられます。近年の太陽光発電や風力発電、蓄電池など、インバータを介して電力系統に接続される電源が増加しており、それに伴い瞬時値解析のニーズが高まっています。
　エネルギーネットワークチームでは、これらの電源の導入が電力系統に与える影響の解析や、同電源に系統安定化機能を持たせるための研究開発を瞬時値解析を通して実施しています。